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【Daily SNAILS】【紀元前384年】天才出現

受験期に友達が四足歩行で歩き出したのは良い思い出。

LB9 佐藤 悠(2年)だ。

 

アリストテレスは万学の祖である。

万学の祖と呼ばれる所以は、その著作において、政治学、気象学、心理学に至るまで、ありとある学問についての探求がなされているからだ。

なるほど、たしかに万学と言うに相応しい。

だがしかし、これは現代における解釈であり、当の本人が同様に区別して考えていたのだろうか。

いや、そうではない。

彼はただ一つのみを追求した。

「哲学」だけを。

今日の哲学とは学問の一分野にしか過ぎないが、当時の「哲学」とは包括的な学びのことである。

現代において、「哲学」が多様な学問として分化した結果が、ただ万学となったのみである。

 

さて、高校の学問はその万学の内のいくつかである。

往々にして、分化した学問は研ぎ澄まされていくが、多岐に渡ったが故に自分が学んでいる理由が希薄になってくるかも知れない。

受験を控えているなら尚更、何の為の学びなのか分からなくなってくることもある。

哲学が「哲学」に含まれていた当時とは違う。

学ぶことに迷いが生じたら、一度立ち止まって考えてみて欲しい。

 

アリストテレスはPhilosophia (ギリシャ語で知を愛する)ことが人間の本性だと言っている。

パスカルは人間は考える葦などと言うが、この両人とも、考えることのできる人間の偉大さを言いたいのではない。

ただ、知を探求することが人を人間足らしめるのだと伝えたいのだ。

 

最後に、ここまで読んで、考えても答えが出ずにまだ悶々とするならば、四足歩行生活をお勧めする。

四足歩行のその友達は合格したので…。

 

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