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【How to American Football vol.24】Focus


特技は傘を折ること失くすこと、OB1年目の永川 諒大です。

近々の目標は丈夫な傘を買うことです。


先日、NBAドラフトでゴンザガ大学の八村塁選手が1巡指名されたことが大きなニュースになっていました。

バスケットボールだけでなく、MLBのロサンゼルス・エンジェルスで活躍している大谷翔平選手、スペインの超一流サッカーチームであるレアル・マドリードに移籍が決まっている久保健英選手などなど、最近特に日本人選手の活躍をよく耳にします。


東京五輪の影響もあり日本全体のスポーツ熱が高まっていることで、様々なスポーツで世界的に活躍している選手が注目されてきています。


フィジカル的なハンデが日本人選手の枷になっていたのは昔の話(今も壁になっていると言えなくはないですが)。

世界的に見てもこれだけ様々なスポーツで世界トップレベルの選手を輩出する国はそう多くないでしょう。


そんな日本ですが、まだまだ注目度が薄いスポーツもたくさんあります。

残念ながら、我らがアメリカンフットボールもその1つです。


国内にプロリーグがないことも大きな要因と言えますが、もう一つは上記のような「世界トップレベル選手」が存在しな「かった」点があげられます。

「NFLに最も近い日本人」は過去に何人もいましたが、「NFLに入った日本人」は未だ1人もいません。


そんな「日本国民の大半が、存在は知ってるけど実際観たことはない」状態のアメリカンフットボールが、今後国民的スポーツになる可能性、もっと端的に言えば日本人初のNFL選手になる可能性のある選手を今日は紹介しようと思います。


前置きが長くなりましたが、これからまだ長くなります、すみません。


いま「NFLに最も近い日本人」の1人がIBM Big Blueに所属しているキッカーの佐藤敏基選手です。

既に何度かこのブログでも名前をあげたことがあると思うので詳細な経歴は省きます。


佐藤選手は、今年4月頃にアメリカで行われた「The Spring League」(TSL)に招待され、最長54ヤードを含む4本全てのフィールドゴールを成功させました。


TSLというのは、アメリカンフットボールのプロ選手を発掘しようという試みであり、NFLやカナダのプロリーグCFL、2020年にアメリカで新設されるXFLなどのスカウトが集まる場です。

2週間、練習(毎日あったそうです)と試合(2試合)全てがスカウトへのアピールになるわけです。


佐藤選手はその中で十分すぎる活躍をし、XFLのスカウトが強い関心を抱いていたと言うのですから、NFLもそう遠い未来ではないと言っても過言ではありません。


アメリカで大きな収穫があった佐藤選手、その中でもTSLで所属していたチームのヘッドコーチの言葉が印象に残っていました。


「Focus on what you can control」


訳せば「あなたがコントロールできることだけに集中しなさい」ということです。

キッカーは試合中プレーする機会はそう多くありません。

その1本1本が試合を、自分の将来を、決めることになります。

しかし、その1本に関係しているその他のこと、例えば天候や他の選手のプレーなど、全てが自分の思い通りになるわけではないのです。

だからこそ「自分がやるべきとをしっかりやる」ことが大切だ、ということでしょうか。


これはキッカーだけでなく他のポジション、アメリカンフットボールだけでなく他のスポーツでも同じことが言えると思います。


あれこれ考えるよりも自分ができることに集中することが、結果的に「あれこれ」に対しても効果的だったりするのです。


XFLのスカウトから連絡が来るのは早くても10月頃とのことなので気長に待ちましょう。

ちなみに、XFLはNFLのない春(2月から5月)に行われる予定なので、来年以降はそちらにも注目していきたいですね。


(今週の1シーン:TSLでの1枚。

日本を飛び出しアメリカで活躍できる逸材は、佐藤選手(K 2)だけではない。李卓選手(RB 22)や西村侑斗選手(WR 1)も招待されていた。

日本とNFLの距離は私が思っていたより近いのかもしれない。)


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