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【How to American Football vol.23 】タイトルだけでなく本文も長いですが、フットボール好きにはぜひ読んでいただきたい内容です。


先日、梅雨真っ盛りのどしゃ降りの中、国立大学リーグを観戦しました。

今後もあれ以上の素晴らしい試合がやれるようにサポートしていきたいと強く思いました、OB1年目の永川 諒大です。


国立大学リーグは土曜日でしたが、その2日後、これまた大きな試合が行われました。


春シーズンのXリーグの締めくくりである、パールボウルです。

オービックvsIBMの対戦は31-15でオービックの勝利でした。


オービックはパールボウル3連覇とのことですが、この圧倒的な強さはどこから来るのでしょうか。

対するIBMは間違いなく強豪であるにも関わらず何故勝てないのでしょうか。(SEASONの締めくくりであるJXBでは一度も優勝できていません)


その要因を考えるためには、ここ最近のフットボール界の変遷を(NFL中心に)振り返る必要がありそうです。


バブルの訪れと共に日本でNFLブームが巻き起こっていた(らしい)1980年代、人気チームと言えば49ersでした。

この辺りは、以前のラン偏重のフットボールからQBジョー・モンタナとWR ジェリー・ライスに象徴されるパス偏重フットボールが席巻していた時代です。


この流れを変えたのはDB、ではなくDLでした。

今もなおフットボール界での超重要ポジションとされている「パスラッシャー」の登場です。

つまり、「投げられたら止められないなら、投げられる前に止めてしまえ」というわけです。


これではいかに優秀なQBといえど、そう易々とロングパスを投げられません。

すると今まで少し地味だったあるポジションが注目されます。そう、TE(タイトエンド)です。

ショートパスもスピードとテクニックでLBを抜いて捕り、DBにはフィジカルで圧倒するTEはどんなチームにも必要な存在となりました。


TEをようやく止められるようになった辺りで、出てきたのはパスも捕れてインサイドも走れる万能RB!

現代フットボールのDefenseは本当に苦労していると思います。


そんなわけで私の昨年までの口癖は「時代はRB」だったわけですが、それがまた少し変わってきているのではないかと考えられるわけです。


オービックの躍進には29 李卓選手などRBの活躍があるのは疑いようがありませんが、それだけではないはずです。


先程、見てきた中でも分かるほど複雑に進化し、多様化しているOffenceを止めるにはDBとくにSF(セーフティー)の活躍が必要不可欠なのです。

TEにも負けないフィジカルとRBにも負けないスピードを持ちながら、相手のOffenceをリード(read)する能力を持ち合わせたSFが。


IBMは昨今の流行でもある5人のDBを擁したDefenseを展開してきますが、頂点に立つには彼らの爆発的活躍がなくてはならないのです。


ここまで考えてくると、Xリーグに外国人のDBが少しずつ増えているのも頷けます。


もはや「時代はSF」なわけです。


もちろんこれは全て私見ですので、素人の戯言と思っていただければ幸いです。

何が言いたいのかというと、今年は私はDBに注目していきますよ、というお話でした。


(今週の1シーン:若いNFL選手で注目のSFといえば、マイアミ・ドルフィンズのミンカー・フイッツパトリック。

ビッグヒットはもちろん、名門アラバマ大学での経験値が大きなアドバンテージとなりルーキーイヤーであった昨季から活躍。

なかなか注目されないポジションだが、思い出したときに観てほしい。

/2018 wk.16 Jacksonville Jaguars vs. Miami Dolphins)


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