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【Daily SNAILS】【悲報】ブックオフなのに本がない。


いつもだが、タイトルとは何の関連もない。

授業が始まる。

人生が退屈だとボードレールも言えば僕も言う。

五月病をうつしてしまうので出席停止にならないか。LB 佐藤悠(2年)だ。


授業が始まれば私の唯一の趣味とも言える美術館通いをしばし辞めざるを得ない。

なんだか格好良く言うが、普通の楽しみ方では無い。

美術を見るより美術を見る人を見るのを楽しむ。

芸術を分かったような顔で絵の前で頷いてみせたりする人を。

仮に私が何か置いてやれば、したり顔でなるほどなんて言ってみせるんじゃないだろうかと思うと、大分楽しい気分にはなれる。

それより、なんだか分からないと呟いて少しはにかんで見せるその潔さの方が美しい。

さて、芸術など実生活に役に立たず、無くても差し支え無いと言う人がいる。

なるほど。全くその通りだ。納得しないでもない。これは芸術に限らず、文化的営みの多くに言えることだ。

しかし、意味は確実にあると私は考える。

例えば有名どころとして、フィンセント・ファン・ゴッホについて考えを巡らせてみる。

彼の作品は生前はほとんど売れない。精神もやられ自殺する。

彼の目には何が見えていたのだろうか。対象物の周りの揺らぎや色、自分にしか見えてないだろうその世界や、一度対象を分解し、イデア化したそれを再構築し、カンバスの上に乗るよう表現した。内的世界の投影。その作品は、彼の魂の刻印といっても過言ではないだろう。

我々人間は、死と引き換えに手に入れたわずかな生に、意味を持たせようとする。自分の生に向き合い切実に生きていた人間のその発露、芸術でもってその意味に肉薄していけると思わないだろうか。そうなると芸術だけでなく文学なども然り、存在しているその意味と必然性はありそうだ。


美は信用であるか。そうである。


学生証提示で無料で入館できる美術館が結構あるので気が向いたら是非。


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