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【東京学芸大学 受験生応援特集 vol.48】paradox


ご機嫌よう。当方、初等教育教員養成課程理科選修佐藤 悠(1年)である。


突として模範とは何か。思索する。

手元の字引きを参照すれば、見習うべきものとある。

見習うべきものとは何か。

それを大多数の意見の集積で、理想として定められたものだとしよう。

その時個人は無視されている。

前に倣えと言われたときそれに従ったのならば、その刹那、個人としての自分は姿を消し、集団の一部となっていたように、全体としての利益追求のための「模範」は個人を疎外する。


受験に模範解答などはない。


前述の「模範」と多少異なるやもしれぬが、やはり1人の人間に際してはつまらぬものである。


「模範的」解答にたどり着かんとする行為。


ある有名な哲学の問いを思い出す。


亀のいた位置に達せんとする目標の設定は、アキレスとの距離を無限化した。


架空の到達すべき点からの解放。


亀は遥か後方へ。


そうだろう。


アキレスよ。


〜終わりに〜

私は後期受験でした。面接におよそ「正しい」と思われる回答を作成し、意気揚々と乗り込んだところまでは良かったのですが、それが自らの実在から離れていた為に、言葉に詰まってしまいました。作成した回答復元に躍起になったあの面接。結果としては合格でありましたが、鬱結としました。

受かるための解答を作る。

当然間違いではありません。

しかし、前期受験を終えれば後期受験までは大分と時間がありましょう。

自分を見つめ直す機会と捉えても良いのではないでしょうか。


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