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【How to American Football vol.6】選択と顛末と

もう何日も快晴というものを見ていないように思います。

雨続きで身体からも雨の匂いがしてきた気がします、AS 永川 諒大(4年)です。


フットボールは"戦術"が重要なスポーツですが、それは1プレー1プレーの"作戦"だけを指すのではありません。


コーチが、誰を使い誰を使わないかという「ロスター」を考えることは、次の試合だけでなくその後のシーズンを闘い抜く重要な"戦術"となります。


NCAAの名門、クレムソン大学でもこのロスターに大きな動きがありました。


それまで先発QBであった4年生のケリー・ブライアントに代えて1年生のトレバー・ローレンスが先発として選ばれたのです。

ケリー・ブライアントは出場機会を求めて他の大学への転校を発表、チームから離れてしまいました。


元々このトレバー・ローレンスは高校生の頃から全米No.1のパサー(パス攻撃に長けたQB)として注目されていました。

しかし、先発として優秀な成績を残し続けていたケリー・ブライアントとこのタイミングで交替するとは予想外でした。


そして先日、ローレンスの先発デビュー戦となったシラキュース大学との試合。

ローレンスは決して良いとは言えない成績しか残せないまま、前半終了前にケガのため離脱してしまいました。


試合は何とかクレムソン大学が勝ったものの、格下相手に結果を残せなかったのはかなり痛手です。


コーチにしてみれば、ブライアントを使い続けることでローレンスに経験を積ませられないまま来シーズンを迎えることは避けたかったと思いますが、そもそも今シーズン勝てなければ元も子もないわけです。


「信頼を寄せる最終学年の選手」か、「期待を寄せる新入りの選手」か。


冒頭にも記した通り、これはこの先の闘いをも左右する選択です。いや、「でした」。


選択したことを変えることはできません。

変えることが最善であるかどうかもわからないのです。


こういった大小様々な選択とその顛末に目をやるのもフットボールの楽しみ方の一つだと思います。


この選択がもたらした未来について、いつか語れる時を楽しみにしておきます。


(今週の1シーン:先発デビュー戦は苦い結果となったトレバー・ローレンス。

来週以降の活躍に期待したい。

/2018 wk5 Syracuse Orange vs. Clemson Tigers)

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